(症例)脂肪注入術(2022年4月10日改訂版)

東京(有楽町)の東京日帰り手術クリニックで金曜日に下まぶたのたるみ,クマを専門に治療しています形成外科・美容外科眼形成外科の奥村仁です。

今回は、皮膚切除や脱脂を行わず、脂肪注入術のみを行う時の概略についてお話しします。

脂肪注入術の手術適応については、手術適応の選択の記事をを参考にして下さい。

目次

①手術適応

②手術方法

③術後ケア

④術後経過

⑤合併症

⑥値段

⑦症例写真

手術適応

下まぶたの突出や,皮膚の余剰が多くなく,頬の陥凹を認める症例が手術適応となります.

手術方法

麻酔

局所麻酔(+希望者のみ脂肪吸引時静脈麻酔)

切開

吸引部に応じて(鼠径部・臍部・臀溝部等)カニューレが刺入できる大きさの穴

注入部は頬に2〜3ヶ所カニューレが刺入できる針穴

手術内容

大腿や腹部より注射器で脂肪を吸引し,遠心分離で不純物を除いた後,均一に注入できるように加工します.

出来上がった粒〜ペースト状の脂肪をボコボコしにくく,生着が良くなるように少量ずつ分割して頬の陥凹部位に浅い層〜深い層まで注射器で注入します.

手術時間

吸引時間15分

注入脂肪加工時間20分

注入時間範囲によって30分程度

(準備・麻酔時間が加わるので,手術室時間は90分程度)

術後ケア

術後処置

抗生剤内服3日

針穴も含めて瞼〜頬に2日間テーピング

吸引部は1週間包帯,サポーターで圧迫

術後診察

術後1週間(抜糸する事あり),1ヶ月,3ヶ月,6ヶ月

術後経過

内出血は赤〜紫→黄→回復まで約1〜2週間

1週間で強い腫れは引きます→1ヶ月で回復します

2〜3ヶ月は注入脂肪がコリコリしたシコリ(硬結)として触れますが、徐々に軟らかくなります。

洗顔・シャワーはテーピングを濡らさないようにして術翌日より可

血流が良くなる行為(入浴,サウナ,運動,飲酒)は3日間禁止

化粧は翌日から可能(ただし2日間はテーピングしているので、それ以外の部位になります)

合併症

感染

リスク

注入脂肪の生着が悪いと,再び陥凹してきます,

注入部の硬結が,3ヶ月以上続く事があります.

吸引部位がタルミ・陥凹する事があります。

値段(東京日帰りクリニック)

220,000円(片側のみの料金設定はありません)(税込)

○脂肪注入の生着が悪く、再注入を希望される場合は、初回手術から半年〜1年以内は、165,000円(税込)で承ります。

○局所麻酔料金・術後内服・外用薬処方代を含みます。

○術前・術後(術直後,術後1週間,術後1ヶ月後,術後3ヶ月,術後6ヶ月後)の目元の写真(上眼瞼のモザイクあり)はホームページ・ブログ・インスタ・学会・院内患者説明用に使用いたします。

症例写真

脂肪注入
クマ
下まぶた たるみ

最後に

下まぶたのたるみ・クマ治療をお考えの方は、こちらからお問い合わせください。

当サイトは形成外科医 奥村仁のポータルサイトであり、クリニック名ではありません。

Instagramでの告知やLineでのカウンセリングを行っている他医師とは無関係です。

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