下眼瞼のたるみ・クマに対する手術方法の選択(2022年12月17日改訂版)

東京(有楽町)の東京日帰り手術クリニックで金曜日に下まぶたのたるみ、クマを専門に治療しています形成外科・美容外科・眼形成外科の奥村仁です.

今回は,私の下まぶたのたるみ,黒クマに対する治療方法の選択基準を説明致します.

治療方法の選択は非常に重要で,間違った方法を選択すると,十分にクマが治らなかったり,悪化する事さえあります.

病状を正確に診断し,最適な治療方法を選択する必要があります.

治療方法の選択基準

主な診察ポイント

①皮膚のたるみ(部位,程度)
②下眼瞼の突出(部位,程度)
③頬の下垂,陥凹(部位,程度)

フローチャートに沿って,推奨される術式を提案します.

下眼瞼のたるみ・クマに対する手術方法の選択

当院では,年齢別にみると,以下の術式が多く選択されております.

20~30代 経結膜脱脂のみ(紫クマの治療で脂肪注入を追加する事あり)
40~50代 経結膜脱脂+脂肪注入
60代以上 経皮脱脂+脂肪注入

その他の診察ポイント

④下眼瞼内反症・外反症や睫毛内反症がないか
⑤安静期間をどのくらい取れるか
⑥顔全体の加齢の程度
⑦治療費

加えて,④下眼瞼に眼瞼内反症・外反症や睫毛内反症などの疾患があったり,それに準じた瞼の水平方向・垂直方向のゆるみがある場合には,経皮的に治療を同時もしくは,二期的に行う術式を選択いたします.

また,手術に伴う⑤ダウンタイム(内出血や腫れ等で社会復帰までに要する期間)があるので,安静期間・仕事等を休める期間をどのくらい取れるかも重要です.長く取れない人は術式を変えたり,休める時期に手術を受ける事を,お勧めしております.

⑥顔全体の加齢の進行度合いも術式の選択に重要です.中顔面(下まぶた〜頬)だけでなく,上顔面(額〜上まぶたのシワ・たるみ,眼瞼下垂)や下顔面(顎・フェイスラインのたるみ)の加齢変化も考えて,頬が過度に膨らみ過ぎないように気をつけたり,他の部位の治療も併用する必要があるかご提案いたします.実際,上眼瞼下垂手術・タルミ取りの手術(病状により保険適用の場合あり)した後に,下まぶたのクマ・タルミが気になるようになり,治療を受ける患者様も多いです.

⑦治療費も患者様にとっては,大切な判断基準だと思います.最終的に良い結果にするために,後から手術を追加するよりは最適な術式を最初から選択するのが,一番治療費を抑えられます.

最後に

下眼瞼のクマ・たるみでお悩みの方は、東京日帰り手術クリニックの受診をご予約下さい。

当サイトは形成外科医 奥村仁のポータルサイトであり、クリニック名ではありません。

Instagramでの告知やLineでのカウンセリングを行っている他医師とは無関係です。

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